新卒採用されて、すぐにやめてしまいました

僕は社会人になるまでずっと実家ぐらしで、かつ末っ子なので、かなり親に甘やかされて育ってきたと、今になって思います。そして、高校は推薦、大学は指定校推薦で入り、受験戦争も知りません。大学も中の下くらいのランクで、しかも文系で、かなり楽をしたと思います。つまり、社会人になるまで、苦労知らずでした。しかも父が会社を経営していて、大学を卒業したら、その会社に就職まで決まっていたのです。しかし父はそこで、ある条件を提示しました。大学を卒業するまでに、宅建の資格をとれと言って来たのです。一応親のお金で、宅建のスクールにも通いましたが、何度もさぼっていたため、当然ながら、宅建は取れませんでした。

それでも結局、父の会社に就職してしまったのです。大学四年の時、父や兄に「そろそろしっかりしなければダメだぞ」と言われていたのですが、当時の僕は「大学卒業してからでいいでしょ」と突っぱねてきました。しかし大学を卒業しても、甘ったれた学生気分は抜けなかったのです。大学を卒業し、父の会社に新卒採用され、いよいよ社会人になりました。僕の直属の上司は、兄です。しかし僕は、兄を兄としか見られていなかったのです。公私混同もはなはだしい真似を散々おかしてきてしまいました。例えば、兄に頼まれ、コピーをとってきたときに、コピーが少しずれていたため、兄にやり直しを申し渡された際に「だったら自分でやればいいのに」と文句を言ってしまったのです。一般の会社だったら、そんな事言うものならば、すごい勢いで怒られる事を、上司を上司と見られず、兄と見ていたため、いけしゃあしゃあと発言してしまったのです。

案の定、兄に怒られました。しかし当時の僕は、怒られるのも納得いかず、逆ギレして会社を早退なんて事もしていました。クビになっても仕方の無い事を、何度もしてきたのです。新卒のペーペーのくせに、社長の息子という立場を利用して、甘えすぎていたのでしょう。今思い出すだけで、かなり恥ずかしい事を色々してきたなと、恥ずかしくてたまりません。結局父の会社は、二年半ぐらいでやめてしまいました。「身内ばかりの会社では、周りに甘えすぎて、いざ自分ひとりになったときに、仕事が出来ない人間になっていそうで怖いから」という、もっともらしい理由をつけましたが、結局は兄から逃げたかっただけなのです。それから今に至るまで、今まで楽してきたしわよせが、襲ってきています。若いうちの苦労は買ってでもしろ、という言葉が、脳裏にやきついて離れません。

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